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剥落の危険がある浮き部分の張替え

まずは打診調査をして張替える箇所を特定していきます。

撤去後になります。

同じく撤去後の状態!
このマンションは1階、2階に300×600のタイルを貼っており、この写真はエントランス入口の2階部分です。
赤丸が既存タイルの接着剤の跡で、青丸が既存下地の脆弱部です。
写真でも分かるようにあちこちボロボロです。

それをおなじみNSポリマーミックス#30で補修して、強固な下地にします

ここも補修!!
RC躯体に直貼りしている所以外は、全ヶ所ポリマーミックス#30で補修していきます。

補修後、下地が完全に乾いてから、タイルを張りますが、まずは段取り!!
糸を張り、寸法を見て切り物を確認し、すぐに張れるように用意したり、赤丸部分は張ったタイルがずり落ちないようにする為に木材を仮固定しています。

タイルを張ります。
タイルの裏側に弾性接着剤を点付けして、1枚、1枚表面が平滑になるように調整しながら張っていきます。
赤丸部分がタイルに接着剤を点付けした物です。


既存のタイルは実寸が297×595で目地込み300×600で割り付けされており、
今回のタイルは実寸が298×600
縦目地はゼロ!!!!
横目地は2㎜!!!!
元のような目地幅で仮に10枚タイルを張ると、縦目地は5cm、横目地は2cmずれてしまいます。

なので元のタイルとできるだけ目地が通るようにクサビ型の目地スペーサーで0.1㎜~1㎜ほどの調整をしてタイルを張ります。
これ以上既存タイルに似ているタイルが無い為、仕方ないですね。

微調整が大変!!

タイルの表面を簡単に平滑にする為の施工補助具です。
ここだけしか補助具を使用できるだけの目地幅がありませんでした。

エントランス入口部分
こんな感じで張り終わりました。

今回しようした張り付け材はINAXのワンパックボーイという弾性接着剤です。

そしてこれが今回使用した施工補助具
左の物が簡単に表面を平滑にし、タイルを完全にロックする為の物です。
右側にあるのが目地幅を調整するクサビです。

目地詰めを行った後の写真です。
綺麗に仕上がりました。よかったよかった!
青いマスキングテープはシール屋さんがシーリングするまでに雨が降って水が入らないように養生してます。

完了です!!

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