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厚み2cmの600角大判タイル

この現場は既存タイルをすべて撤去して新たにタイルを貼る、改修工事の現場ですが、縦と横にかなりきつい勾配がある為、大判タイルでは段差ができてしまうと、予め説明し、伝えていた現場になります。
最近では大判タイルが流行っており、見た目も重厚感がありとてもいいのですが、場所によりけりです。

改修工事の為、以下の工程で作業!

  • パサモルタルで下地作り
  • 通路を確保する為に2回に分けてタイルを貼る
  • 二段階目のパサモルタルで下地作り
  • 通路を確保する為に分けてタイルを貼る
  • 点検口をかさ上げし、位置決めをしてモルタルで固定
  • 三段階目のパサモルタルで下地作り
  • 通路を確保する為に分けてタイルを貼る
  • 目地入れをして段差部分を綺麗に塗る
  • 完了

まずはレベルをだし、大まかな割り付けを行った後、一段階目の下地をパサモルタルで作っていきます。
ちなみに使用するタイルの厚みが2cmもあり、600角と言う事で、タイル貼付け時にある程度融通が利くように、今回は付けしろ1cmのタイル下地を作っていきます。

通路を確保しながらの作業。
何度も踏まれてやり直しながら、一段階目の下地完了!

タイルを貼る時も通路確保する為、二日に分けて貼っていきます。

前日に貼った所は養生をして目地にゴミなどがはいらないようにします。
それから残りを貼っていきます。

今回貼付けに使用するボンドは
日本化成のNSダブルワン床専用です。
このボンドはクリップ工法にも対応しており、最大塗厚なんと30㎜
大判床タイル専用になります。
どんどんとより良い材料がでてきて、工期短縮や、品質向上につながっていると言うわけです。
まぁその分少しお高いですけどね (笑)

下地二段階目です。
ここから勾配がきつく少しでも下げる為に折って折って下地を作っていきます。

下地二段階目完了!

右側になります。

アップで見ると段差がよく分かると思います。
本来ならインターロッキングの高さとタイルの高さが同じになるようにするのですが、このタイルは600角。融通は全く利きません。
150角や、300角なら綺麗におさめる事ができますが、今回は不可能です。

左側になります。
左はインターロッキングの高さにおさまっていますが、最初に述べた通り、縦と横の勾配がかなりきついので右側が段差ができてしまうのです。

二段階目も通路を確保しながらタイルを貼り、そして三段階目のタイル下地作りです。

三段階目下地完了!
後は、翌日に点検口のかさ上げ等をして下地は完了です。

通路を確保する為、分けてタイルを貼っていきます。

タイルの裏にもボンドを塗り、まんべんなく充填させる為に改良圧着工法でしっかりとタイルを貼っていきます。

厚み2cm・・・
大きさ60cm角・・・
重たすぎ・・・

目地入れも終わり完了です。

最後に段差部分を塗っていきます。

点検口の中もタイルを貼りようやく完了です。

点検口の横にある小さいマンホールはかさ上げが出来ない為、四角いステンレス製のカバーでふたをするみたいです。

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